【RIZIN】元K-1王者・久保優太が悔しいMMAデビュー黒星、五輪銀レスラー・太田忍が初勝利

2021/09/19(日)UP

太田忍(上)がRIZIN初勝利

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.30』
2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナ

▼第3試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
〇太田忍(27=パラエストラ柏)
判定3-0
●久保優太(33=PURGE TOKYO/BRAVE)

久保の妻・サラさんも入場で盛り上げた

太田はRIZIN2戦目のリオ五輪レスリング銀メダリスト。昨年大みそかのMMAデビュー戦ではベテラン所英男に2R腕十字で敗れたが、今回初勝利を狙う。

久保は初代K-1 WORLD GPウェルター級王者で、今回がMMAデビュー戦。愛妻サラさんに「いいところを見せる」と意気込む。

久保の入場の前には夫人のサラさんが登場。ダンサーを引き連れ、久保の入場曲を歌い上げる。

1R、ダッシュで向かった太田に久保は顔面前蹴りを当てグラつかせるる。しかし太田は持ち直してタックルでテイクダウン。グラウンドでコツコツとパウンドを打ち込む。ラウンド後半立ち上がった久保だが、再びグラウンドに戻され、太田が袈裟固めからパウンドを見舞って終える。

この前蹴りで太田をグラつかせる久保

2R、前に出てプレッシャーを掛け打撃を狙った久保だが、太田が低いタックルでテイクダウン。太田はこのラウンドもパウンドをコツコツと入れ、肩固めでの極めも狙い、久保を立たせずに2Rを終える。

3R、ロープ際を回り警戒していた太田は、残り4分のところでタックルで組みつきテイクダウン。ここは久保のガードに捕まりブレイクでスタンドに戻されるが、太田はすぐに久保を組み倒しパウンドと袈裟固めからの絞め上げで久保を攻めて終了する。

判定は3-0で太田。MMAデビューの久保を降しプロでの初白星を上げた。

袈裟固めの体勢からパウンドを打ち込む太田

勝利した太田は「初勝利を上げたので、改めてMMAファイターの太田忍です」と挨拶をし、コロナ禍の中で試合ができたことに感謝。そして初勝利に甘んじず、「榊原さん、年末も試合させてください。今日は塩臭い試合でしたが、年末はしっかり準備してさいたまスーパーアリーナを爆発させたいと思います」と年末の参戦をアピールしてリングを降りた。

※全試合結果はこちら

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