【KNOCK OUT】梅野が日本人無敗のシリモンコンに完勝
キックスロード
「KNOCK OUT Vol.0」
2016年12月5日(月)東京・TDCホール
▼第6試合 メインイベント キックボクシングルール 61.5kg 3分5R
○梅野源治(PHOENIX/ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※49-47、49-46、50-46
●シリモンコン・PKセンチャイジム(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級&フェザー級王者)
梅野は10月のレベルスでムエタイ最高峰のひとつラジャダムナンスタジアムの王座を奪取。タイ人以外の外国人王者では7人目、日本人では6人目の快挙を達成したばかり。
今回対戦するシリモンコンは同じラジャダムナンスタジアムで長くフェザー級王座に君臨。5度の来日経験があり、これまで駿太、清水雄介、長嶋大樹、中向永昌ら日本人王者クラスをことごとく撃破。2014年にはゲーオ・フェアテックスに次ぐ日本人キラーとして、名を馳せていた。現在もラジャダムナンのリングに上がり、最近の試合でもパンチでKO勝ちしているという。
1R、梅野がワンツーを入れるとシリモンコンもジャブで梅野を仰け反らせる。梅野は左ローを奥足へ放つが、シリモンコンはしっかりとブロック。梅野がパンチをまとめてもシリモンコンはしっかりとブロックする。
2R、右ミドルと左ローで攻めていく梅野。シリモンコンが左ローでガクッとなる場面も。カウンターの右ストレートでシリモンコンが吹っ飛ぶが、ダウンは取られず。シリモンコンもローを蹴り返す。シリモンコンが首相撲で倒しかけた梅野へ蹴りを放つが、梅野はかわして“セーフ”のポーズ。梅野は首相撲からヒジ、ヒザを放つ。
3R、左右ローと右ストレートで上下に揺さぶりをかける梅野。右ボディストレートが突き刺さり、シリモンコンは下がる。シリモンコンは右アッパーを空振りさせるとヒジを放ち、梅野をヒヤッとさせる。組み付いた梅野が打点の高いヒザ蹴りを打つ。
4R、梅野の左ロー、左ミドルにシリモンコンは後退しながらもローを放ち、梅野を転倒させる。シリモンコンに左ヒジをもらった梅野だが、すぐに左右フックを打ち返す。梅野がパンチをヒットさせると首相撲に持ち込むシリモンコン。梅野に連打を許さない。
5R、パンチで前に出る梅野にシリモンコンはカウンターのパンチ、日jを狙ってくる。梅野も負けじと左ヒジをヒット。左ローとヒジで攻める梅野だが、タフなシリモンコンは首相撲に持ち込み、打ち返しもして梅野に決定打を許さない。
今大会唯一の判定決着となり、勝者は梅野。タフなシリモンコンを倒しきることは出来なかったが、シリモンコンから日本人初の勝利を奪った。
梅野はマイクを持つと、「僕以外の試合が全部KOで、メインとしての役目を果たせなかった。どんな相手でもしっかりKO出来る戦い方を今後もっと練習して、次の2月は今度こそKOで勝てるように頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします」と挨拶。KNOCK OUT旗揚げ戦を締めくくった。
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