UFC2階級制覇王者アレックス・ペレイラ(ブラジル)が来日し、RIZINファイターのエドポロキングと真剣スパーを行うなどネットで話題に。京都では着物姿で闊歩し、ファンを驚かせている。そのペレイラが、今度は元空手世界王者でK-1ファイターの山口翔大とガチスパーを行った。山口は「拳が硬く威力あった」とペレイラの石の拳に驚いたようだ。
【フォト&動画】ペレイラ、石の拳のボディ打ち!元空手世界王者とガチスパー
山口は幼少から始めた空手をバックボーンに、白蓮会館の全日本大会で5度優勝。300超の流派、団体が加盟するJFKO全日本大会は、18年と19年の重量級を連覇。W.K.O世界大会、KWF世界大会で優勝の経歴を持つ元空手世界チャンピオンだ。キックボクシング転向後も、10戦 8勝(3KO) 2敗と好成績を残している。
そんな山口が、エドポロキングや親交のある同じK-1ファイターのAKIRAJrからの誘いで、ペレイラとガチスパーをすることとなった。
ペレイラはUFCの2階級制覇王者のMMAファイターとして有名だが、元々はブラジルのキック団体WGPやWAKOでチャンピオンとなり、GLORYでミドル級とライトヘビー級の2階級を制しているキック世界王者だ。
ペレイラは身長193cm、体重93kg。今回、スパーリングを行った山口よりも15cm大きく3kg以上重いが、数字以上の体格差がある印象を受けた。
2人はボクシングスパーを2ラウンド行い、最初は軽くパンチを交換したかと思えば、山口が飛び込んでの左右のフックで急襲すると、ペレイラは強烈なカウンターの右フック、左右ボディ打ちで反撃し、世界チャンピオンとしての片鱗をみせた。
ペレイラのボディ打ちは独特で、体重を乗せて打ち込むというよりも、空手の下突きのようにコツコツと急所へ当てていくスタイル。世界トップを体感した山口は「拳が硬く、コンパクトに軽く打っているように見えても、凄い威力がありました。それで、みんなやられていました」とペレイラの石の拳でダメージを受けるエドポロキングやAKIRAJrの姿を見て納得したという。
何回かボディを打たれた山口だが「腹を効かせにきましたが、自分は空手家なので大丈夫でした」と元空手世界王者の頑丈さがあったから耐えられたと明かした。おそらくペレイラも、山口の頑丈さに一目置いたことだろう。
山口は今月25日(日)、東京・後楽園ホールで開催される『Krush.176』で谷川聖哉との元空手家対決が控えているが「今回のペレイラ選手のスパーリングを経験し、手応え感じました」と自信がついた様子。今回の貴重な経験が、山口をさらに強くしたに違いない。5月25日が楽しみだ!
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