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KO負けのドヘニー、試合中にローキックされ崩れる、王者ボールの蛮行に非難ごうごう「勝利を無効にしろ!」

2025/03/16(日)UP

王者がローキックの暴挙!@boxingontnt

3月16日(日本時間)英国リバプールで行われたプロボクシング戦では、WBAフェザー級王者ニック・ボール(英国)がTJ・ドヘニー(アイルランド)に10回終了時、”棄権”KO勝利で防衛。
しかし海外ネットでは王者が1R終了時にドヘニーの下半身を蹴りつけ、ドヘニーが崩れる映像が拡散。減点も無しの蛮行に非難ごうごう「井上尚弥、こいつを破壊してくれ」という声も見られる。

【フォト&動画】王者が足を蹴りつける!ドヘニーが力なく倒れ込む様子

試合前からバチバチだった2人。
ドヘニーは昨年9月、井上尚弥に挑戦したが、井上の強打で腰を痛めTKO負け。ボールは井上に対戦希望と共にドヘニーを「quitter(あきらめ屋/ギブアップ野郎)」と呼んでいた。これに当然ドヘニーは噛みつき、この試合へ至った因縁もある。

会見や計量でも言い争い、フェイスオフでは両者ど突き合い、あわや乱闘となっていた。

試合は、序盤から詰めてくる小兵の王者ボールに、サウスポーのドヘニーが左を合わせる。
1Rに王者ボールがコーナーに詰めゴングも、ドヘニーはヘッドロックのまま。ボールが放せと怒鳴るも、ドヘニーは外さない。

これに早くもイラついたのか、ボールが無理矢理ふりほどくと、ドヘニーの下半身を蹴りつける!ドヘニーは崩れ落ち倒れ込む。
しかし審判は両者に注意を与えるのみで、続行した。

その後はボールが得意の接近戦に持ち込もうとするも、ドヘニーが足を使い、ジャブからの左を当ててゆく展開に。
しかしその間にもボールの連打が襲い、次第にドヘニーは疲労、更に左目周辺が腫れ出す。

やがて8Rになると、ボールが捉え始めるも、9R、またもヒートしたのかボールが投げ飛ばし、これは減点。

そして10Rには勢いづいたボールがドヘニーを左右で追い回し、ドヘニーはヘロヘロだ。10R終了時、ドヘニー陣営が棄権し、王者ボールが”ギブアップKO”でV2成功した。

しかしボールの思わぬ苦戦や投げ飛ばしの減点、更に1Rの”ローキック”でネットは騒動に。「ボールはtrush(くず)野郎だ」「井上、こいつのキャリアを終わらせてくれ」「反則負けでない?相手を蹴ったのに?」「彼は失格にされるべきだった」「勝利を無効にしろ」などコメントが並んでいる。

ドヘニーのトレーナーは海外メディア『codesports』に「少なくともファウルから回復するため、5分間の出場停止と2点の減点、失格の可能性に直面すべきだった」「ホームタウンデシジョンとはこういうことだ」と批判している。

後味の悪さも残した試合となったが、ボールは希望する井上尚弥戦へ駒を進めた。

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