ドヘニーが計量オーバー!ブチ切れた王者が突き飛ばし暴挙へ「井上尚弥戦ギブアップ野郎が!」
3月15日(土・現地時間)英国リバプールで行われるプロボクシング[WBAフェザー級(126ポンド/57.15kg)タイトルマッチ]の前日計量が14日行われ、王者ニック・ボール(英国)は125.9ポンドでクリアも、挑戦者TJ・ドヘニー(アイルランド)は126.1ポンドと1オンスオーバー。
フェイスオフでは、2人は口論の果てど突き合い、あわや乱闘寸前の事態となった。
【フォト・動画】王者ボール、ドヘニーを突き飛ばす!ブチ切れ暴挙に!
ドヘニーは昨年9月の有明アリーナで、井上尚弥に挑戦も、井上の強打で腰を痛めTKO負け。しかしその次戦の今回、いきなり階級アップの王座戦となった。
王者ボールは、身長157cmの小兵もKO連発。昨年10月にもKO防衛し、井上尚弥がフェザー級へ上げた暁には、一番の強敵になるのではとの声もある。
計量で王者ボールは、1オンスのみアンダーでパス。マッスルポーズし、まさに”肉の塊”のような筋肉を見せつけた。
しかしドヘニーは、減量が厳しかったのかボクサーパンツも脱ぎ、タオルで覆われての計量。それでも1オンスオーバーし、1時間後の再計量に臨むことに。
1オンスなら大丈夫との判断か、そのままフェイスオフも行われた。
ドヘニーが何事か挑戦的に呼びかけ続けると、イラついた様子の王者が向きなおり、ぐいぐいと顔を突き出し、こちらも罵り返す。
一触即発の様子に、すでに警備員がそれぞれ抱きかかえているが、ドヘニーがついにボールを小突くと、ボールは激しく肩を突き飛ばす!
ドヘニーもブチ切れ、一時は警備員をはねのけ向かっていったが、それぞれ引き離された。
なお再計量でドヘニーは126ポンド ジャストでパスした。
バチバチの様相だが、そもそも昨年、ボールが井上尚弥戦を希望。さらに井上に敗北したドヘニーについて「quitter(あきらめ屋/ギブアップ野郎)」と発言した。
これにドヘニーが「お前はまず自分の階級で偉大さを追い求めろ。井上は予定が詰まってるんだよ、その間に俺とやれば、どちらが”quitter”かはっきりするぜ」と噛みついていた。
先日の会見でもドヘニーが「あきらめるとはどういうことか、身を持ってわからせてやる」と挑発すると、ボールは「俺をあきらめさせるには、お前は俺を殺すしかないな」とバチバチだった。
フェイスオフでは、体重オーバーの悶着に加え、このようなやり取りの延長で”乱闘寸前”に発展したのかもしれない。
ボールは以前インタビューに「今回は、俺と井上を一緒に比べようとしているみたいだね。それが俺と井上の試合をさらにビッグなものにするって話だよ。(井上より)もっと早く片付けられるといいなと思う」と、今回[井上vsドヘニー]戦を上回るインパクトの勝利を見せ、井上戦へ繋げたいと語っていた。
明日の試合はどのような結末になるか。
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