【ボクシング】カネロの右アッパーで複雑骨折、衝撃のスロー映像が話題
5月9日(日・日本時間)米・テキサス州アーリントンにて[世界スーパーミドル級3団体統一戦]が行われ、WBAスーパー・WBC世界スーパーミドル級王者サウル”カネロ”アルバレス(30=メキシコ)がWBO世界同級王者のビリー・ジョー・サンダース(31=イギリス)を8回終了時、棄権によるTKOで下し3団体統一に成功した。
棄権となったのは8R 1分30秒で放ったカネロの右アッパーが理由。DAZNの生配信を見ていても”バチン”と大きい打撃音が響いた。
サンダースがぐらつくと、7万人集まった会場は大きな歓声に。サンダースの右目下はどす黒く腫れ、サンダースは防戦一方でラウンドを凌いだ。
コーナーに戻ったカネロは「彼はもう戦わないだろう、彼の頬骨が折れたと思う」とトレーナーに伝えると、サンダース陣営は予想通り棄権。英紙「The Athletic」は翌日に「サンダースが眼窩骨を複雑骨折。試合後、テキサス州の病院に搬送され、本日中に手術を受ける予定」と報じた。
カネロの”複雑骨折させた”右アッパーがヒットした瞬間(DAZN twitterより)
この衝撃の右アッパーのスロー動画が昨日(10日)DAZNのTwitterにて配信された。サンダースが右フックを放つと、カネロはフェイントの左フックを仕掛ける、するとサンダースが避けようと前傾姿勢になったところに右アッパーがヒットしている。サンダースが下に動いた力にカネロのアッパーが重なり、相当な威力となったことだろう。
この映像には700を超えるリツイートと4000を超えるいいねがついた。
コメントには「彼は見事なフェイントで、あの強烈なアッパーカットを決めた。絶妙だ」と技術を分析するものや、「これからは “The Punch”と呼ばれるだろう」などの称賛、そして「この男とジェイク・ポールを戦わせてください」という意見まで多く投稿されている。