【RIZIN】RENAが三日月蹴りで悶絶KO、女子の大トリを飾る
RIZIN FIGHTING FEDERATION
「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント Final ROUND」
2016年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ
▼第8試合 RRIZIN女子MMAルール 5分3R 49.0kg契約
○RENA(シーザージム/シュートボクシング世界女子フライ級王者)
KO 3R 2分47秒 ※左三日月蹴り
●ハンナ・タイソン(ポーランド)
シュートボクシング世界女子フライ級王者で、MMA(総合格闘技)でも2連勝中のRENAが3戦目で迎えた相手タイソンは1992年生まれで身長153cm、体重49kg。現UFC女子ストロー級王者ヨアナ・イェンジェイチックを輩出したポーランド女子キック界の新鋭で、2011年の散打(中国武術)ポーランド選手権で優勝してから、ムエタイやK-1の大会で表彰台の常連に。昨年MMAに参戦し、初戦を見事一本勝ちしているという。
1R、タイソンのローにRENAはパンチを合わせる。構えを左右に変えるRENA。タイソンは時折、大きな右フックを繰り出す。RENAの右ローにタイソンはワンツーを打ち込む。前蹴りを多用するRENAはジリジリと距離を詰めるが、タイソンはパンチを打って離れていく。RENAは首相撲に捕まえてのヒザ蹴りを突き刺し、首相撲で崩し倒して抑え込んだが、そこで初回終了。
2R、RENAは意表を突くタックル。タイソンは堪えるがRENAは首投げでテイクダウンを奪う。タイソンはすぐに上のポジションを奪うが、RENAがすかさずひっくり返して上になる。両者は立ち上がる。スタンドになるとRENAが再びタックルに行き、今度はテイクダウンに成功。しかし、タイソンに体勢をひっくり返されて下になってしまう。タイソンは深追いせずに立ち上がった。
RENAは首相撲から首投げにいくも、やはりタイソンに上を奪われてしまう。立ち上がるタイソンのバックを奪いにいったRENAだが、これも失敗して両者は離れた。スタンドに戻るとRENAはパンチを放ち、タイソンが組み付く。
3R、タイソンが組み付いてくるとRENAは首相撲からのヒザ蹴り。離れると前蹴りで腹を狙う。RENAのパンチが入り始め、場内は沸く。RENAの右ミドルにタイソンは動きが止まり、首相撲からのヒザ蹴りには倒れ込む。しがみつくタイソンへさらにヒザ蹴りを見舞い、離れるとワンツーをヒット。パンチで追い込んだRENAは左の三日月蹴りをグサリとタイソンのレバーに突き刺し、タイソンは悶絶。
RENAが鮮やかなKO勝ちでMMA3連勝、今回29日と合わせて5試合組まれた女子の大トリを見事なKO勝ちで締めくくった。
笑顔のRENAは、「こんな大きな舞台で試合をさせていただくのを選手として誇りに思います。2試合とも一本で勝ってて、今回も一本したかったんですが、打撃で勝てて嬉しいです。いいお正月を迎えられそうです。MMA選手としてはダメな欠点が多い私ですが、来年もシュートボクシングとRIZINさんで成長できたらと思います」と語った。