武居由樹、TKO負けで王座陥落!“那須川天心のパートナー”メディナの連打に崩れ落ちる「これがボクシングか…」
9月14日、愛知・IGアリーナで行われたプロボクシング[WBO世界バンタム級タイトルマッチ]では、王者・武居由樹(29=大橋)が、挑戦者クリスチャン・メディナ・ヒメネス(25=メキシコ)にダウンを奪われ、4Rに怒涛の連打で、4R1分21秒 KO負け。3度目の防衛達成はならなかった。
試合は、サウスポーの武居が右回りに攻めると、メディナが接近し、左ボディからの強烈右フック!武居が吹っ飛び、尻もちをつくダウン。立ち上がるも、場内はどよめきだ。
2R、武居は足を止め、ジャブから打ち合いの距離へ。武居の左フックをもらうも動じないメディナ。相打ちの場面も目立つも、武居の左ボディにメディナが止まる場面も。
3R、メディナはボディを嫌がっているかガードが下がる。しかしメディナも右ボディを入れると、武居が下がる一進一退だ。
すると4R、メディナは強烈な右で武居の動きを止める。
更にコーナーに追い詰め、右の滅多打ち!武居の腰が落ちる。しかしメディナの右アッパー5連打でアゴが上がり、武居がガクリと腰を落とす。ダメージ甚大と見て、レフェリーが試合を止めた。
武居は天を仰ぎ、悲痛な表情でがく然、コーナーでは嗚咽する。メディナは飛び上がって喜び、ベルトが巻かれた。
SNSでは「これがボクシングか…」「100%対策されてた」「完敗だ」「メディナ怖かった…」とがく然のコメントが流れる。
新王者となったメディナは「(亡くなった)父との約束を果たせて満足、ほっとしている」と涙をこらえる笑顔で喜ぶ。また日本のファンや関係者に感謝の言葉を述べた。
武居は今回3度目の防衛戦。前戦は5月、ユッタポン・トンディーに初回KO勝ちしV2達成していた。
対するメディナは那須川天心のスパーリングパートナー。23年8月、前IBF世界バンタム級王者・西田凌祐に敗北するも、その後連勝し、4試合連続KO中だった。
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