【RIZIN】驚愕の番狂わせ!斎藤裕が大流血TKO負けで王座陥落、牛久絢太郎が飛びヒザ蹴りで斎藤の額を割く

2021/10/24(日)UP

牛久(左)が斎藤を下して新王者に!

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.31』
20211024日(日)神奈川・ぴあアリーナMM

▼第11試合 RIZINフェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール(66.0kg):5分3R
●斎藤裕(パラエストラ小岩/王者)
TKO 2R
〇牛久絢太郎(K-Clann/挑戦者)

 王者の斎藤は今回が初防衛戦。今年6月約7年無敗で11連勝中だったヴガール・ケラモフとの激闘を制し、王者の強さを証明した(ノンタイトル戦)。初防衛戦には当初クレベル・コイケの名前が挙がっていたが、クレベルの体重が落ちないことと足の負傷により話が流れ、急転直下でDEEP現役王者の牛久に白羽の矢が立った。

 牛久は14年のパンクラスのネオブラッドトーナメント優勝者。パンクラスで上位ランカーとして活躍した後18年5月からDEEPに参戦して5連勝し、前王者・弥益ドミネーター聡志を破って昨年9月に王座を獲得した。今年2月のノンタイトル戦で中村大介にKO負けするも、7月のベルトを賭けたダイレクトリマッチで中村を判定で下し王座を守った。

【動画】斎藤の額を割った牛久の飛びヒザ蹴り!

 1R、斎藤は前に出てプレッシャーを掛け、牛久が放った蹴り足をを掴みながら左・右・左とフックと振るう。牛久は組みつき背後についた斎藤にアームロックを狙うが、これは斎藤が腕を引き抜き許さない。

 斎藤は再びプレッシャーを掛けていき、ボディストレート、顔へのフックと牛久に見舞う。前へ出てヒザを繰り出す斎藤だが牛久が左フックを当てスリップ気味ではあったがダウンを奪う。だが、斎藤はすぐリカバリーして組みつき、牛久を下にして1Rを終える。

 2R、牛久は左ミドルを繰り出し斎藤の接近を止めるが、続けての左ミドルが斎藤にローブローとなってしまいインターバルが取られる。

 再開。牛久は左飛びヒザを放って左フックに繋げる。しかし斎藤はプレッシャーを緩めず、ローから左右のボディフックを打ち込む。これが効いたか牛久は組みに出て、斎藤をコーナーに押し込む。だが斎藤は体勢を入れ替え、両者展開がなくレフェリーがブレイクを掛ける。

 斎藤は前蹴りを打ち込むが、ここで牛久が飛びヒザを放ち、斎藤の右目上をとらえてヒット。斎藤は牛久に組みつき戦いを続けるが、出血が激しくドクターチェックが実施される。しかし傷が深くがここでストップとなり、初参戦の牛久が新王者となった。

 ベルトを腰にした牛久は関係者と挑戦を受けてくれた斎藤に礼を言い、「今回の試合、自分が思いきってやりたいって挑戦して、周りからは『無理だよ』とかそういう声が多かったんですけど、やっぱり自分を信じ続けて頑張っていればいいことあるんだなって今日思いました。だから同じ感じで悩んでる人がいたら、どんな下馬評も絶対自分を信じれば覆すことができるので、そういうみなさんの力になれたらすごく嬉しく思います」とチャンピオンとしてメッセージ。その上で「RIZINフェザー級、どんどん盛り上げていくのでみなさん応援よろしくお願いします」と話してリングを後にした。

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