【ボクシング】村田の右が炸裂、世界前哨戦でKO勝ち
大橋プロモーション
「ボクシングフェス2016」
2016年12月30日(金)東京・有明コロシアム
▼ミドル級 3分10R
○村田諒太(帝拳ジム/WBO・IBF世界ミドル級3位)
KO 3R 2分53秒 ※右フック
●ブルーノ・サンドバル(メキシコ)
村田が2013年8月にプロデビュー戦を行った思い出の地・有明コロシアムで“世界前哨戦”を迎えた。相手は元米国WBCミドル級王者のサンドバル。戦績は19勝(15KO)1敗1分。
1R、ジャブの打ち合いから村田が右ストレートをボディに向かって伸ばす。村田の圧力に下がるブルーノに左ボディブロー、右ストレートを決める。ブルーノも打ち返すが村田はしっかりとブロック。
2R、村田はジャブから右ストレート、左ボディブローでブルーノをコーナーへ追い詰める。ブルーノの右ストレートに同じ右ストレートを返してクリーンヒット。その後もジャブと右のパンチを当てまくる。
3R、ロープを背負ったブルーノにジャブの相打ちから強烈な右ストレートがクリーンヒットし、続いてダメ押しの右フック。これでブルーノがダウンを逃れるためか村田に抱き着くが、村田は身体をひねるようにしてブルーノをマットへ転がす。
するとブルーノは立ち上がろうにも身体がいうことを聞かず、身体を起こしてはマットに倒れ込む。10カウントが入り、村田が見事なKO勝ちで世界前哨戦を飾った。これで戦績は12戦全勝(9KO)。
マイクを向けられた村田は、「海外の方が気持ちが楽ですね。お客さんの目が気になりますし、緊張していました。少し堅かったです。1年半ぶりでまた判定だったらぼろくそ言われると思いました。今日の相手が一番いい相手だったので勝てて良かったし、次はやりたいです」とコメント。
次とは何かと聞かれると、「次が世界戦でなくてもそれ以上のものはない。(世界タイトルへ向かった)最短距離を走っているのだと思っていただければ幸いです」と言葉を濁したが、改めて「とか言いながら、やっぱり世界チャンピオンになりたいです」と世界タイトル挑戦をアピールした。
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