【ボクシング】清水が連続KO勝ち「まだ実力を隠しています」

2016/12/30(金)UP

大橋プロモーション
「ボクシングフェス2016」
2016年12月30日(金)東京・有明コロシアム

デビュー戦に続いてKO勝ちを飾った清水

デビュー戦に続いてKO勝ちを飾った清水

▼フェザー級 3分8R
○清水 聡(大橋ジム/ロンドン五輪ボクシング銅メダリスト)
KO 3R 1分09秒 ※左フック
●カルロ・デメシーリョ(フィリピン)

 プロ第2戦となる清水は微笑みを浮かべながらの入場。対戦相手のカルロは6勝(1KO)3敗の戦績。

3 1R、身長で優るサウスポーの清水はジャブを伸ばすが、カルロはアグレッシブに前へ出てジャブを受けながらボディへパンチを繰り出す。清水のワンツー、右フックをもらっても構わず打ち返してくる。

 2R、ジャブを出しながら前に出る清水だが、カルロもワンツーで押し返す。カルロは頭を左右に振ってちょこまかと動き的を絞らせないが、清水は左ボディブローをヒットさせていく。

 3R、清水が左ストレートをヒットさせてカルロをコーナーへ追い詰め、左右の連打を見舞う。カルロも左右フックで反撃するが、一度離れた清水が左フックの一撃。

5 カルロはダウンし、起き上がろうとするもロープの間からエプロンに転落。10カウントが数えられ、清水がデビュー戦に続いてのKO勝ちを飾った。カルロはしばらく立ち上がれないほどのダメージだった。

「大舞台なので楽しみながら。僕が顔を引きつらせていたらダメなのでいつも通りやりました。ダウンしたことがない相手だったので判定までいくかと思ったんですが、流れの中でKO出来ました。相手選手大丈夫ですかね? 1戦目は調子が悪かったので、実は(実力を)隠していました。まだ隠しているので次はさらにいい試合を見せます」と、勝利者インタビューで答える清水。

 この後、試合を控えている盟友・村田へのメッセージを求められると、「村田はオリンピックの時から一緒に戦ってきて、いつも僕が先に試合だったんです。今ごろ控室でプレッシャーを感じていると思います。村田と一緒に世界チャンピオンになれればと思います。村田、勝ってよ」とエールを送った。

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