井上尚弥も的にかける”天才王者”が圧倒KO!「中谷潤人と見たい」との声も
11月9日(土・現地時間)米国ペンシルべニア州フィラデルフィアで行われたプロボクシング[WBC世界スーパーフライ級王座統一戦]では、正規王者でリング誌PFP5位ジェシー”バム”ロドリゲス(24=米国/帝拳)が、暫定王者ペドロ・ゲバラ(35=メキシコ)に3R 強烈な右アッパーで、相手を大の字にひっくり返しKO勝利した。
ロドリゲスは将来、井上尚弥と対戦する可能性にも言及しており、この天才児との日本人強豪たちとのドリームマッチを望む声が多く聞かれる。
ロドリゲスは、元IBF・WBO世界フライ級統一王者。23歳で2階級制覇し、スーパーフライ級強豪カルロス・クアドラスやシーサケットに勝利、そして今年6月には”レジェンド”フアン・フランシスコ・エストラーダにKO勝利し、PFPランキングでは5位に上った。
現在のスーパーフライ級戦線では文句無しのトップの”天才児”だ。戦績は20勝無敗(13KO)。
今回の相手ゲバラは、元WBC世界ライトフライ級王者で、5月には元WBA世界スーパーフライ級アンドリュー・モロニーに勝利し暫定王者となった。戦績は42勝(22KO)5敗1分。
試合はサウスポーのロドリゲスが、右ジャブから右フックで前へ詰める。相手はボディで反撃も、ロドリゲスは早いステップでかわす。
3R、ロドリゲスはギアを上げ、左ストレートでダウンを奪う!相手は立ち上がるが、ロドリゲスはステップインしながらの右アッパー!相手は仰向けにひっくり帰り、マウスピースを取り出す、戦意喪失気味だ。その様子を見てレフェリーが試合を止めた。
ロドリゲスはマイクで「全員倒してやるよ」とコメント。マッチルームのエディ・ハーンは、次はサウジアラビア、可能なら4階級制覇ローマン・ゴンザレスと戦うことを示唆している。
ロドリゲスは試合前のインタビューで、スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥との対戦を聞かれ「将来的にその可能性はある、2階級アップしなければならないが、時間の問題だ」と標的としていると答えていた。
米メディア『Boxingnews24』や、海外ファンの声では、次戦はWBC世界バンタム級王者・中谷潤人と見たいという声も大きい。若き天才王者の”ドリームマッチ”構想が広がる。
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