【RIZIN】井上直樹が抜群のヒットアンドアウェイ見せ判定勝利、金太郎の強打をかいくぐる

2021/09/19(日)UP

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『Yogibo presents RIZIN.30』
2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナ

▼第9試合 RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント2回戦
RIZIN MMAトーナメントルール:5分 3R(61.0kg)
〇井上直樹(24=Serra Longo Fight Team)
判定3-0
●金太郎(28=パンクラス大阪稲垣組)

迫力ある表情で井上を攻める金太郎

元UFCファイターの井上は鳴り物入りで昨年2月にRIZIN初参戦。戦績は16勝2敗でRIZINではここまで4戦全勝、渡部修斗、元谷友貴を一本で下し、前戦では石渡伸太郎を右ストレートからのサッカーボールキックで1R KOしている。朝倉海と並んでトーナメント優勝候補に挙げられる選手だ。

金太郎は『THE OUTSIDER』出身でアグレッシブな戦いが人気の選手。12年からDEEP、パンクラスに参戦し「まさかりパンチ」や「まさかりキック」と呼ばれる強烈な打撃でKOを量産してきた。前戦ではGRACHANバンタム級王者の伊藤空也との激戦を制して2回戦へと上がってきた。

1R、すぐに井上が距離を詰める。金太郎はフックを振るが、届かない。サウスポーの金太郎にオーソドックスの井上は前手でジャブを突く。井上は出入りが速く金太郎の攻撃が来るとバックステップでかわす。一発を狙ってかなかなか手数が出ない金太郎に対し井上はジャブ、ローと細かい攻撃を積み重ねる。

パンチで攻める井上

2R、ジャブ、ローを徹底する井上、金太郎も強烈なミドルを返すと、ボディアッパーも当てる。金太郎は徐々に距離を詰め、左をスイングするが井上はかわす。ローをカットしない金太郎のふくらはぎは赤く腫れあがっている。

3R、距離を詰めてパンチを振るっていく金太郎。井上のパンチをもらってもひるまず、さらに前へ出る。「オラァ!」と声を出して前へ出る金太郎はボディをヒットさせる。しかし井上は再び距離を取るとカーフキック、金太郎の足が流れる。KOを狙う金太郎は詰めて連打を浴びせるが井上を捉えるには至らず試合終了。
判定は3-0で井上。卓越したヒットアンドアウェイの技術を見せ、大みそかの準決勝へと駒を進めた。

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