【RIZIN】五味隆典は一発パスで「さすがプロだな」皇治は100gオーバー再計量パスで「後は思いっきり殴り合うだけ」
12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』の前日計量が、30日(水)午前10時より行われた。
[スペシャルエキシビションマッチ RIZINスタンディングバウト特別ルール]で対戦する、五味隆典(42=イーストリンカンラスカルジム)とが皇治(31=TEAM ONE)が前日計量に臨んだ。五味が78.0kg、皇治が65.0kgの規定体重が設けられている。
先に登場した五味は、78kg丁度で計量をパスすると「さすがプロだな。ピッタリだもん」と笑う。後に登場した皇治は、100gオーバー。スタッフに「下着を脱げばクリアーできる」と言われたが、皇治はそれを拒否し、後ほどの再計量では 65kgでパスした。 両者の体重差は、公式計量では13kgとなった。
RIZINスタンディングバウト特別ルールは、試合時間3分3R(インターバル1分)で、キック禁止のスタンディングバウト。勝敗は、3ノックダウン制を採用。本来は、判定は無しの予定であったが、皇治の要望もあり判定が付くことになった。
この試合のポイントは、パンチのみ(バックブローは認められる)の戦いだということだ。皇治は、キックボクシングの選手で、蹴りから試合のリズムを掴むこともあるが、これを封じられたルール。一方の五味も、MMAの選手であるため、普段とは異なるスタイルでの試合になる。
計量を終えた皇治は、自身のSNSで「計量クリア。後は思いっきり殴り合うだけ。明日は会場からTVの前から応援宜しく。いつも最大級のパワーをありがとう。ファンの為、格闘技界の為全てを捧げる」とファンにメッセージを綴った。
グローブは12オンスでの試合になるが、皇治は、昨日のインタビューで「レジェンドとやれて、中途半端にやっても仕方ない。判定があろうがなかろうがぶっ倒しに行くだけです。倒されて負けても言い訳にならないし、判定で俺が勝っても、KOで勝っても五味選手言い訳はできないですし、そういう戦いを見せたい」と、やるかやられるかの展開を望んでいた。
一方の五味も「判定まで行ったら、これは彼の勝ち。彼はそう言った“ルール”の中で戦っていると思う。判定になっちまったら、オレの負けです」と、KO決着を予感させるコメントを残している。
RIZIN CEOの榊原信行氏は、このカードの発表時に「両者には当然意地もあるし、五味だって大晦日に出てきて、KOされたくない。かといって、皇治は食ってやろうと思っているし、ほっといてもフルスロットルの意外に面白い、迫力のある試合を期待して欲しいですね」と期待を寄せていた。
大晦日ならではのマッチメイクとなった、レジェンドの五味vs元K-1ファイターの皇治。ど突き合いになりえるルールで、両者がどのような戦いを見せてくれるのか。後は、決戦のゴングを迎えるのみとなった。
▼第12試合 スペシャルエキシビションマッチ
RIZINスタンディングバウト特別ルール
五味隆典(イーストリンカンラスカルジム)→78.00kg
vs
皇治(TEAM ONE)→65.00kg