【RIZIN】元ベラトール王者アーチュレッタが接戦勝利、“ゾンビファイト”スーチョルとの死闘を制す
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『湘南美容クリニック presents RIZIN.40』
2022年12月31日(土)さいたまスーパーアリーナ
▼第12試合 RIZINvs.Bellator 全面対抗戦
RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
●キム・スーチョル(韓国/ROAD GYM WONJU MMA)
判定1-2
〇フアン・アーチュレッタ(米国/THE TREIGNING LAB, HB ULTIMATE & GRACIE BARRA)
RIZIN代表として選ばれたスーチョルは、元ONEバンタム級世界王者で、ROAD FC二階級王者の肩書を持つ韓国のトップファイター。
RIZINには15年の大晦日に初参戦し判定勝利、今年9月には昨年のバンタム級トーナメント覇者・扇久保博正に判定勝利し、一躍RIZINバンタム級トップ戦線へ躍り出た。
対するアーチュレッタはアメリカのMMA団体『King of the Cage』で四階級制覇。ベラトールでは20年9月のバンタム級王座決定戦でパトリック・ミックスから判定勝利を収め、王座を獲得した。
しかし昨年9月にセルジオ・ペティスに判定負けし王座陥落。今年開幕したバンタム級トーナメントでも1回戦負けと連敗したが、10月に勝利し再起している。
1R、互いに近い距離からフックの打ち合い。アーチュレッタがシングルレッグを取るも、スーチョルが右腕で首を抱え、チョークが早くも決まるか。さらにスーチョルが引き込む。
あわやのアーチュレッタだが抜け出し、トップからヒジを落とす!スーチョルは鼻血。スーチョルは殴られながらもコーナーで立つ。
2R、スーチョルが積極的にフックで攻めると、アーチュレッタが両足タックルで倒す。立ち上がったスーチョルだが、またもアーチュレッタに倒される。
途中スタンドでスーチョルがカーフを入れると、アーチュレッタの足が大きく流れる展開も。
3Rは互いに抱き合ってから、即座に殴り合う。
スーチョルが右カーフを入れると、アーチュレッタがバランスを崩す。さらにアーチュレッタが前蹴りを出すと、自分で転んでしまい、カーフが効いたのか。
すかさず右腕で首を取りにいくスーチョルだが、アーチュレッタに抜けられる。
スタンドに戻されると、アーチュレッタの右フックがクリーンヒットするが、スーチョルは『効いてない、打ってこい』とばかりに両手を広げる。これぞゾンビファイトか。
アーチュレッタがまたもスーチョルの右足を取りコーナーに押し付けるも、ついにスーチョルの右のギロチンがつい入ったか!?しかしアーチュレッタがまたも解除、コーナーに押し付けては飛びヒザで試合終了。
競りに競った試合は、判定2-1でアーチュレッタに。死闘をベラトールのグラディエーターが制した。
アーチュレッタはマイクでテンション高く絶叫し「小さい頃からの(日本で戦う)夢が叶った」と歓喜と感謝の言葉を述べた。
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫