【RIZIN】“ママさんファイター”大島沙緒里、浅倉カンナに判定で競り勝つ

2021/10/24(日)UP

大島が浅倉に勝利する金星!

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.31』
20211024日(日)神奈川・ぴあアリーナMM

▼第10試合 RIZIN 女子MMAルール:5分 3R(49.0kg)
●浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
判定1-2
〇大島沙緒里(AACC)

ハイキックを当てる大島

 浅倉はRIZIN女子のエース的存在の一人。今年3月、4連勝と波に乗る中で挑んだアトム級王者・浜崎朱加とのタイトル戦は判定負け。しかし、健闘した試合内容やその成長した姿にさらなる飛躍が期待されている。

 対する大島は二児の母ながら二本のベルトを巻くママさんファイター。『全日本ジュニア柔道体重別選手権大会』で女子44kg級優勝を果たしている柔道エリートで、昨年1月にプロデビューすると、その極めの強さを武器にわずか4戦でDEEP女子ミクロ級王者のベルトを手に。さらに今年3月に開幕したDEEP JEWELSアトム級GPに参戦すると、6月の決勝戦で青野ひかるを破り二冠を達成した。

【動画】大島が浅倉に下から顔面蹴り!

パウンドを落とす浅倉

 1R、ハイキック、ボディストレートを飛ばしていく大島、組むとすぐに大内刈りのような形でテイクダウンして浅倉を袈裟固めに捕える。さらにそのままパウンドを入れながら、両足を使って浅倉の片腕を挟み、マットヒューズポジションのような形に。
浅倉は下から脚を大島の顔にかけて大島のバランスを崩すと、脇を抜けるようにして脱出。しかし大島はスクランブルへ持ち込むと再びトップを奪取。
パスからまたもマットヒューズポジション。浅倉は脱出しようともがくが大島はしっかりと押さえ込むとアームロックから腕十字。浅倉はポイントをずらすが大島はすぐに足関節へ変化する。

 2R、すぐに大島が小内刈りでテイクダウン。浅倉は脇を抜けてバックを狙うが大島は足関節へ。浅倉は立つとトップからパウンドを落とす。もぐるようにまたも足関節の大島に浅倉はパウンド。ベースを取って大島の仕掛けを潰しつつパンチを落とす。ヒザ十字も狙う大島は下から顔面蹴りも入れる。

 3R、右フックやボディストレートなど打撃も思い切って振っっていく大島。浅倉は前蹴り。組みになると大島は飛びつくようにギロチン。しかし浅倉はジャンプしてサイドポジションを取り、絞めを防ぐ。ハーフガードへ戻した大島だが疲れたか動きが落ちる。巴投げのような形でスイープを狙う大島だが浅倉のバランスは良くひっくり返すには至らない。
クローズドガードの体勢となり浅倉はパウンド、大島は下から顔面蹴り。最後はパウンドに来る浅倉を大島が下から固めたまま試合終了。

 判定は2-1と割れたが大島に軍配。柔道仕込みの寝技の強さを見せ、RIZINの女子エース的存在である浅倉を下した。

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