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36歳で急死のボディビルダー北村克哉さん、前日には減量中の筋トレ、無理しすぎ原因か

2022/10/15(土)UP

RIZINの軽量でマッスルポーズを見せる北村さん

RIZINにも参戦した元新日本プロレスプロレスラーでボディ―ビルダーの北村克哉さん(36)が12日に死去した。
関係者によると死因は調査中だが、最後の投稿は前日11日のインスタグラムだ。高負荷の筋トレの写真と、ハッシュタグに食事制限、減量の文字が続いこともあり、過酷な減量と高負荷のウェイトトレーニングでかなり無理をした可能性も考えられる。
さらに急に具合が悪くなり自身で病院に連絡をしたという報道もある。

【写真 9枚】”110キロ筋肉獣”北村さんの超マッスルポーズ!死去前日の写真も

北村さんは今月3日のSNSの投稿で「減量するからって、バルクを落としたくはない!」とし「今回のシーズン三頭筋の強化に比重を入れてトレーニングしてきた、これからもバルクを落とさない様に考えてスケジュールを組む」と次期ボディビル大会へ向けたトレーニングだったようだ。関係者への取材から1ヶ月後のボディビル大会へ参加を計画していたとの声もあった。現在の筋肉では満足していないという投稿も多かった。

ボビー・オロゴンに襲いかかる北村(21年11月RIZIN)

減量でボディビルダーが死亡した例は22年前の2000年5月のマッスル北村さんだ。彼は世界的にボディビルダーでも活躍したが、死因は減量からの低血糖症が招いた心不全だった。格闘技界にも減量による死亡事故も世界では度々確認され、過酷な減量を防ぐため、各団体が対策を設けている動きをしている。

減量といえば糖質制限だが、糖質制限ダイエットを広めた第一人者でノンフィクションライターの桐山秀樹氏が16年2月に61歳で急死。このことで極端な糖質制限は危険という流れが強くなった。
元々糖質制限には賛否があったが、要はそのやり方が重要。全くご飯などの糖質を摂らないのではなく、適度に糖質を組み合わせる食事方法が必要。それも医師や専門家の管理のもとに行うのがベストだ。自分でやっていると、身体に自身のある人になれば過信から”これくらいは大丈夫”と無理をする傾向にある。アスリートの場合、常人ではその無理が考えられないほどのこともあるだろう。それが事故を招くのだ。

運動や筋トレ、人により程度な食事制限は推奨されるものだ。しかし、無理は禁物。特にアスリートはバランスの良い食事と運動、睡眠が重要だ。
北村さんの死因は明らかになっていないが、トレーニーたちは自分の身体と相談し、改めて現在の食事と運動のバランスを考えてみるのもいいだろう。北村さんのご冥福を祈りたい。

▶︎次のページは【写真9枚】”110キロ筋肉獣”北村さんの超マッスルポーズ!死去前日の写真も)

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