【ボクシング】井岡、2RダウンもTKO勝利「やられたら倍返しにしようと思った」
WOZジム
「トリプルタイトルマッチ in 京都」
12月31日(土)京都・島津アリーナ
▼WBA世界フライ級タイトルマッチ
○井岡一翔(井岡ジム/王者)
KO 7R2分51秒
●スタンプ・キャットニワット(タイ/同級暫定王者・挑戦者)
これまでプロ戦績15戦全勝で1度もダウンを喫したことがない18歳の若き暫定王者・スタンプは2R残り30秒で井岡からダウンを奪う。井岡がボディを狙い接近し、ガードが下がったところにスタンプの右フックが決まったのだ。井岡はすぐに立ち上がり、試合が再開されるとスタンプが距離を詰めてパンチを打ってくるが、井岡は距離をとってこのラウンドをしのぐ。3Rも井岡のガードの上からも構わず連打で攻めるとランプだったが、4R目から井岡得意のワンツーからのボディブローが徐々に入り始め、井岡のペースとなりスタンプの動きが鈍る。
5R以降、スタンプは固くガードして前へ出ながら攻撃するが、井岡は隙を見ては顔とボディを上下に打ち分け、しっかり攻撃を入れていく、ボディを嫌がるスタンプ。7R、前へ出てパンチを打つスタンプから距離を取りパンチを当てさせず、井岡は顔面とボディを打ち分け、残り45秒で左のレバーブローでダウンを奪う。
スタンプが立ち上がったところで井岡はパンチをボディに集中し再びスタンプがダウン。
何とか立ち上がったが、審判はスタンプ試合続行不可能と判断し試合を止め井岡は4度目の防衛に成功した。
勝利した井岡はリング上のインタビューで「最初にダウンを奪われてしまったのですが、やられたらやり返す、倍返しにしょうかなと思ってました」と1度ダウンを奪われるも、しっかり2度ダウンを奪い、倍返しで勝利した。
「2017年も唯一無二を志して進化していくところを見せます。少し今年も早いですがハッピーニューイヤー」と締めくくった。
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