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【ボクシング】田中恒成がTKO勝利し、世界2階級制覇

2016/12/31(土)UP

畑中プロモーション WBO世界ライトフライ級王座決定戦
12月31日(土) 岐阜県 メモリアルセンターで愛ドーム

5R、田中がパンチのラッシュを仕掛ける。次々とフエンテスの顔面を捉えダウン奪い勝利

5R、田中がパンチのラッシュを仕掛ける。次々とフエンテスの顔面を捉えダウン奪い勝利

▼WBO世界ライトフライ級王座決定戦12回戦
○田中恒成(畑中/同級2位)
TKO(5R1分52秒)
●モイセス・フエンテス(メキシコ/同級1位)  

 tanaka12.25_2ハードパンチャーと呼び声が高いフエンテスに田中が左右に動き相手に的を絞らせず的確にパンチを当てていき、TKO勝利で、見事2階級制覇を成し遂げた。このプロ8戦目での2階級制覇は、井上尚弥に並ぶ日本最速タイ記録。  

 試合は1Rから田中がジャブ、右ストレートとパンチをヒットさせる。
 2Rにはフエンテスの強烈な左フックが田中の顔面を捉えるも、それ以外は田中の左右に回り込んで相手の攻撃をかわし、そしてパンチが何度もフエンテスの顔面、ボディを捉える。  

田中のパンチのラッシュにフエンテスは思わずダウン

田中のパンチのラッシュにフエンテスは思わずダウン

 3Rにはボディでフエンテスの動きが止まり、更に右ストレートと左フックでフエンテスがぐらつく。  
 4Rも田中の左ストレートがクリーンヒットしフエンテスのバランスが崩れる。
 5Rには田中のパンチの連打がフエンテスの顔面を捉え、フエンテスは腰がガクッと落ち、顔面からは出血も見られたが何とか踏ん張る。そこに田中は更にパンチで攻め込むとフェンデスに次々ヒットしダウン。ここでレフェリーがストップしTKO勝利。田中の圧倒的な試合内容に会場はざわついた。  
 
 tanaka1225_4試合後田中は「1年前の大みそかに言ったことが、ギリギリですが、2階級制覇できてよかったです。。フエンテス選手は本当に強かったので勝ててうれしいですね。皆さん、面白かったですか?良いお正月を迎えられそうですか?まだまだ面白いボクシングをして皆さんを楽しませます」とリング上で語ると、会場は大きな拍手に包まれた。

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