“昭和プロレスラー”83歳ブッチャー、鼻にチューブ入れた変わり果てた姿に
ジャイアント馬場(故人)らと激闘を繰り広げてきた昭和プロレスラーの83歳のアブドーラ・ザ・ブッチャーが、自身のSNSで鼻にチューブ入れ変わり果てた入院姿の衝撃の写真を投稿した。
ブッチャーは手術が必要なほどの股関節損傷のため、歩行器を使っている状態だったが、この度、健康状態の悪化で入院することとなったようだ。病名は明かされていないが、鼻にチューブを入れて頬がこけてほっそりとした姿は、往年の姿からは変わり果てているように見える。だが目を見開くと、あの愛らしい表情が見て取れた。
ブッチャーは70年代半ばから日本のプロレス界で活躍してきた悪役レスラー。フォークを使った流血戦で数々の名勝負を繰り広げた。ブッチャーは2008年12月にプエルトリコ、2009年4月にはカナダで引退試合を行い、2011年にはWWE殿堂入り。日本では2012年に引退を宣言し、2019年にセレモニーを実施している。
世界で愛された悪役プロレスラーだったが、その後は金銭トラブルに巻き込まれている。 2007年行われた試合で、ブッチャーはデボン・ニコルソンというプロレスラーと試合を行い、自身がC型肝炎にかかっていることを知りながら流血戦を行い相手を感染させたことだ。
この件で訴えられていたブッチャーだが、読み書きが出来ないため法廷に呼び出されていたことすら知らなかったといい、欠席裁判となり相手の言い分のまま敗訴。230万ドル(約3億円)の賠償金支払いを命じられた。
さらに親族との金銭的トラブルにも巻き込まれ、破産状態に追い込まれているという。
ブッチャーは、「私のファンや友人の皆さん、癒しの祈りに感謝します!!どうか私のために祈り続けてください。お一人お一人に感謝いたします!!神のご加護がありますように!」とコメント。現在、経済的、健康的に窮地に立たされているブッチャーのために寄付を募っているといい復活が期待されるところだ。日本でも愛されてきたブッチャーの勇姿を、また見せてほしい。
【フォト】ブッチャー、鼻にチューブを入れた変わり果てた姿
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